諏訪神社 宮城県仙台市太白区郡山5丁目13-8

神前結婚式

神前結婚式は、神さまのおはからい(御神縁)によって結ばれた二人が、神さまの前で、苦楽をともにして明るく楽しい家庭を築き、子孫の繁栄をはかることを誓い合うものです。
神さまへのご報告という素朴な気持ちで、気軽にお式を挙げていただきたいと思います。

神前結婚式の始まり

神前で結婚式を行う習慣が作られた時期は思いのほか新しく、江戸時代までは神道による結婚式は家庭で行われていました。
明治時代に入ってから、神社が結婚式を主催するようになりました。そのきっかけは明治33年にひらかれた皇太子と節子姫との婚礼でした。この時、宮中の賢所で開かれた2人の婚礼のありさまが報道されました。これによて「皇太子様のように神職の導きで結婚式を挙げたい」と考える人々が出てきたのです。
これに合わせる形で日比谷大神宮が、明治34年に神前で模擬結婚式を行いました。その後、それにならう形であちこちの神社で神前結婚式が開かれるようになりました。

神前結婚式の儀礼

神前結婚式は新郎新婦が御神酒をいただき三三九度の杯を上げる行司を中心に組み立てられています。
2人は、席で作法に従って巫女の差し出す御神酒を飲んだ後、神前に進み出て神職に渡された誓詞を読み上げた後に二礼二拍手一拝で神様を拝みます。
この後、新郎、新婦、参列者が次々玉串を捧げる行事などがひらかれます。
次に、式次第を順を追って説明してみましょう。

<玉串拝礼>

1.玉串を受け取り、玉串の先を時計回りに90度回します。
2.左手を下げて根元を持ちます。
3.玉串をさらに時計回りに回し、根元を神前に向けます。
4.やや進んで、玉串を案(机)の上に置きます。
5.やや下がり、二拝二拍手一拝をしてお参りします。

神前結婚式の作法と心得

結婚式に参列する場合、すべては典儀(司会役)が儀式の進行を進めますので、静粛な雰囲気を壊さないように心掛けましょう。披露宴はこれに変わって大変華やいだ楽しいものですから、一層そのことに注意したいものです。服装は、紋付袴、モーニングコート、略礼服、ダークスーツ。女性の場合は、黒東留袖、振り袖、訪問着、アフタヌーンドレス、イブニングドレス、ディナードレスなどを着用します。
御祝儀を持参するのも礼儀ですが、金銀や紅白の結び切りをした水引をかけたのし袋に、「寿」あるいは、「御祝」と墨書きして、受付に差し出します。
また、披露宴などの席で「別れる」「戻る」「終わる」「離れる」などの言葉を使うのは禁物です。これは忌詞(いみことば)といいますが、どうしても使わなければならない場合、終わるは整う・開くと言い替え、戻るは直るなどといいます。別れの意味を含む言葉はなるべく使用しないのが礼儀です。